まずは、ピアノはアコースティックな楽器ですので、指ですべてが決まってしまいます。ですから迫力を出したいときはしっかりと体から思い切り叩き、やさしく弾きたいときは弱めに叩き、なめらかさを出したいときはしっかりと繋げ、はっきり弾きたいときはしっかりと突いて短く弾きます。また、伴奏は左手が一気に引き受けますので左手がとても大変!!ですがこの左手の伴奏が曲の母体を支えてくれるものですから非常に重要になってきます。対しまして電子オルガンは、手で弾く鍵盤は2段で足鍵盤がある、3段鍵盤といってもよい楽器です。こちらは足を使います。左足で足鍵盤を弾いて、右足でボリュームを調節し、もちろん両手は弾いていますので両手両足をバラバラに動かしますので、少々脳が分離してないとできないのではと思ってしまうくらいです。電子オルガンは色々な音が出ますが、組み合わせやボリューム、リズムの設定などがうまくいっていないと大変バランスが悪く聴きづらいものになってしまいます。電子オルガンは弾くまでの下準備が大変、且つ、とても重要になってきます。
どちらの楽器も素敵なところ、大変なところがそれぞれにあり、どちらが難しいというところは、正直なところ比べられません。やはり、素直な気持ちで、どちらに興味があるか?どちらをやってみたいか、やらせてみたいかという点で決められるのが一番だと思います。また、どうもさせてみなけど興味がなさそうとか、全然進まないとかいうときは、楽器を変えてみるのも一つの手かも知れません。まずは両方の楽器を教えられる先生に体験レッスンをして頂き、両方の楽器を触ってみることをお勧めします。いずれにしろ、どちらも非常に魅力的で楽しい楽器だということを最後にお伝えしたいと思います。
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